お役立ちコラム

高級旅館スイートルーム向け作務衣の導入事例|問い合わせから納品まで

プレミアムルームの作務衣

館内着は、客室の設えやサービスと同様に、滞在の質を左右する大切な要素のひとつです。特にスイートルームやプレミアムルームでは、「くつろぎ」を妨げない着心地と、空間に調和する上質感が求められます。

本記事では、高級温泉旅館様がスイートルーム用として日本製作務衣を導入された事例をもとに、以下の内容をご紹介します。

本記事のトピック

  • ・導入までの流れと進め方
  • ・採用された仕様と選定の考え方
  • ・導入後1年使用しての評価
  •     

  • ・検討初期に整理しておきたい3つのヒント

「まだ具体的な仕様は決まっていないが、導入までの進め方を知りたい」

そのような段階の方にも、参考にしていただける内容です。

館内着の見直しにあたり、よくあるお悩み

館内着やユニフォームの見直しをご検討される際、次のようなお声をよく伺います。

  • ・日本製の上質な作務衣を導入したいが、何から始めればよいか分からない
  • ・お宿の品格を損なわない、特別感のある館内着を探している
  • ・まずは情報収集をしながら、慎重に検討したい

今回ご紹介する施設様も、同様のお悩みをきっかけにご相談くださいました。

今回ご紹介する施設様について

既存の館内着に経年劣化が見られ始めたことから、「現在の施設の雰囲気や格にふさわしいものへ見直したい」とのご相談をいただきました。

導入施設の概要

  • ・客室数8室、全室露天風呂付きの高級温泉旅館
  • ・和モダンを基調とした、落ち着きのある空間
  • ・約10年前より作務衣を館内着として使用

導入までの流れ(全体像)

  1. 1. お問い合わせ
  2. 2. ヒアリングと方向性の整理
  3. 3. 生地・色・サイズのご提案とサンプル確認
  4. 4. 必要枚数の算出とお見積り
  5. 5. ご注文、自社工場での製作と納品
  6. 6. 導入後の評価と継続的なフォロー

以下、順を追ってご紹介します。

STEP1:お問い合わせ|きっかけは「雰囲気に合わなくなってきた」

最初にいただいたのは、「現在館内着として使っている作務衣が古くなり、宿の雰囲気に合わなくなってきた。施設に合うおすすめがあれば教えてほしい」というご相談でした。

主なご要望

  • ・施設の雰囲気に調和する、風合いのある生地
  • ・日本製ならではの上質な着心地
  • ・繰り返しの洗濯にも耐えうる耐久性

まずは現状や課題を整理する段階から、お話を進めました。

STEP2:ヒアリング|空間と運用条件の丁寧なすり合わせ

お電話やメールでのヒアリングの後、同県内の施設様ということもあり、直接訪問して詳しくお話を伺いました。

主に、下記の点について確認を行いました。

  • ・施設のコンセプトや客層
  • ・館内の雰囲気との相性
  • ・サイズ構成や必要枚数
  • ・お洗濯、運用面での条件

STEP3:ご提案|空間に調和する素材と色の絞り込み

ヒアリング内容をもとに、実物サンプルをお貸し出しし、以下の内容をご提案しました。

ご提案のポイント

  • ・生地:綿100%の上質な日本製生地を複数種類選定
  • ・色:施設の雰囲気に合わせた、落ち着いた色味(茶色・紺等)
  • ・サイズ:S/M/L/LL の4サイズ展開

実際に施設内でご確認いただいた結果、柔らかな肌触りと奥行ある表情を持つ綿100%の通年向き「たてスラブ作務衣(茶色)」が、最も雰囲気に合うものとして選ばれました。この商品は多くの宿泊施設様での採用実績があり、こちらの「導入事例」でも同じく茶色の活用例をご紹介しています。

たてスラブ茶

STEP4:必要枚数とお見積り

今回はスイートルーム3部屋分として、計55枚の導入を決定しました。必要枚数は以下の点を踏まえ、無理のない運用になるよう設計しました。

  • ・客室数と稼働状況
  • ・洗濯ローテーション(リネンサプライ)を考慮した予備枚数
  • ・サイズ構成の傾向(男女比・体格)

STEP5:製作と納品

ご発注後、群馬県桐生市の自社工場にて製作を進めました。経験を重ねた職人が一枚一枚を確認しながら進め、仕立て・検品を経て、約8週間で全数を納品いたしました。

STEP6:導入後の評価

納品から約1年。現場からは大変嬉しいお声をいただいております。

  • ・お客様から:
    生地の肌触りの良さについて、多くのお褒めの言葉をいただいています
  • ・現場スタッフ様から:
    お手入れしやすく、日々の業務負担が軽減されたとのお声をいただいています
  • ・品質:
    1年間フル稼働しても、廃棄や補修(リペア)は発生していません

運用面・品質面の両面でご満足いただける結果となり、現在も継続してご利用いただいています。

理想の館内着づくりに向けて、大切にしたい「3つのヒント」

今回の事例のように、お宿の空間に溶け込み、スタッフの皆様にも長く愛される館内着を形にするために。まずは、以下の3つのポイントをゆるやかにイメージしてみることから始めてみませんか?

  • 1. 理想の「過ごし方」をイメージする
    凛とした高級感で背筋を伸ばしていただくのか、それとも、ご自宅のように心からくつろいでいただくのか。理想の過ごし方によって、最適な生地の厚みや光沢感が見えてきます。
  • 2. 「管理やお手入れ」のイメージを共有する
    「毎日フル稼働で洗うのか」「予備を持って大切に回すのか」。他のお宿様での活用例をもとに、日々の扱いに耐えうる丈夫な生地や、無理のない数量を一緒に考えます。
  • 3. ゲストの「お顔ぶれ」を振り返る
    男女比や、海外のお客様の多さなど。最近の傾向を少し振り返ってみるだけで、無駄がなく、すべてのお客様に喜んでいただけるサイズ展開を計画しやすくなります。

「まだ検討し始めたばかりで、何も決まっていない」という段階でも、どうぞ気負わずにご相談ください。この3つのヒントを軸に、お話を伺いながら、お宿にぴったりの一着を一緒に見つけていければ幸いです。


【まとめ】上質な館内着は、
空間の価値を静かに底上げする

日本で丁寧に仕立てた作務衣は、おもてなしを補完する大切な存在です。
装いを整えることで、空間全体の価値を支える一助となれば幸いです。

ご相談について

  • ・何から手をつければいいか分からない
  • ・すぐの導入ではなく、まずは情報整理をしたい
  • ・他施設の事例を参考にしながら検討したい

今回の施設様も、最初は同じような段階からのご相談でした。

カタログや写真では分かりにくい部分を、実物でご確認いただける生地見本・サイズサンプルの貸出も行っています。

※在庫状況により、お時間をいただく場合がございます。


カタログ請求・サンプル貸出・お見積り依頼は、下記よりお気軽にお問い合わせください。

公開日:2026年2月6日