厳しく冷え込む冬場を暖かく、
快適に過ごせるので重宝しています。
群馬が誇る温泉郷、四万温泉
群馬県中之条町にある四万(しま)温泉は、上信越高原国立公園内の標高650メートルの高地に位置し、草津、伊香保とともに上州三名湯に数えられ、四万川の上流にある山々に囲まれた美しい温泉郷です。この温泉は、平安時代の初期や鎌倉時代に起源の伝説が残されるなど、古い歴史を誇っています。
四万温泉は「四万の病を癒す霊泉」として知られ、古くから多くの旅人や湯治客が訪れる温泉地でした。実際に、この温泉は神経痛、リウマチ、疲労回復、慢性皮膚病などに効果があると言われています。さらに、四万温泉は日本三大胃腸の名湯の一つに数えられており、その湯は飲泉することができます。特に、便秘症の方には冷やして飲むと効果的だと言われています。
四万温泉地域のおすすめ観光スポットを一つ挙げるならばそれは「奥四万湖」です。透明度が高く美しい神秘的なコバルトブルーは「四万ブルー」と呼ばれ、その圧倒的絶景は多くの観光客を魅了しています。
創業500年の老舗温泉宿
その四万温泉にある「四万たむら」は、創業は約500年前の室町時代という老舗温泉宿です。宿の前の「田村坂」を上ると、1834年に建てかえられた茅葺屋根の立派な玄関が迎えてくれます。お宿に一歩踏み入れると、伝統的な日本の建築様式に加えて、四季折々の美しい自然が窓から眺められる客室や、それぞれ特筆すべきこだわりを持つ浴場など、館内の至る所に魅力が溢れています。
全部で6つの浴場は、全て源泉掛け流しの豊富な湯量と高品質な泉質が自慢です。川のせせらぎと四季が織りなす風景が楽しめる露天風呂「森のこだま」や高・中・低温が揃う大浴場「甍(いらか)の湯」、源泉に一番近く、江戸時代からの湯治療法「源泉蒸し風呂」も備えている「岩根の湯」など、北関東屈指の名湯を存分に楽しむことができます。
群馬を味わう
「四万の恵み」ともいえる地元で採れた食材を、贅沢に使用したお料理もお宿自慢のひとつです。食事をただお腹を満たすものではなく、心を豊かにするための一つの方法として、決して妥協せず、その季節の最高のものをお届けしたいという料理人のこだわりが込められています。
四万の飲める源泉を生かした源泉粥や白米のお米をはじめ、こんにゃく・キノコ類・野菜・肉類のほか、豆腐・牛乳・たまごに至るまで、群馬にこだわった食材を選んでいるそうです。しっかり気持ちの込められたお料理をいただくことで、心身ともに活き活きとできそうですね。
著名人である福沢諭吉や与謝野晶子、斎藤茂吉らが定宿として愛していたことが、この宿の特徴の一つとして知られていますが、丁寧なおもてなし精神を含めたお宿の風情を感じ取ると、彼らが愛した理由も納得できます。
導入のきっかけ
■導入いただいた作務衣:T/Cバーバリー織綿入作務衣 紺(上着のみ)
冬の四万温泉は、気温がマイナス10℃近くまで下がることもあり、大変冷え込みます。その寒さからスタッフ様を守れるような防寒性に富んだ衣類を探していたところ、当社のT/Cバーバリー織綿入作務衣の紺をお気に召していただける機会に恵まれました。
保温性に富む綿入作務衣ならではの暖かさに加えて、バーバリー織特有の美しい光沢と深く上品な色味が導入の決め手となりました。
左腕にはロゴ刺繍を施しました。こちらは、もともと四万たむらで古くから受け継がれている法被の背中に入っていた家紋をモチーフにした絵柄なのだそうです。いくつ年月を積み重ねても、決して古さを感じないそのデザインはただただ素晴らしいです。
ご利用いただいた感想
実際にお使いいただいている様子をスタッフ様にお伺いしました。お客様のお出迎えや、フロント対応などの館内業務だけでなく、姉妹館である「四万たむらグランドホテル」との行き来の際にもご着用いただいているようで、Yシャツの上から羽織るだけでしっかり暖かく、かつ動きやすいと嬉しいお言葉をいただきました。また、作務衣の前身頃に付けられたポケットは着用時に隠れるように設計されているため、見た目がスッキリしている点も好評でした。
こちらの作務衣に使われている中綿は、綿に比べて乾きやすいポリエステルを採用しているので、洗濯機でも洗えます。表地は綿とポリエステルの混紡生地を使用しているので、シワにもなりにくいです。毎日着るユニフォームはやはり、できる限りお手入れが楽なものがおすすめです。
老舗旅館が描く未来
創業500年を誇る四万たむらの魅力はこの場では語りつくせませんが、今後の展望についてお宿の女将であり、群馬女将の会の会長でもある田村早代様にお話をお伺いしました。
「四万たむらの魅力は、積み重ねられた歴史の深みを感じつつも、くつろぎやすい雰囲気を提供することにあります。お宿に訪れる人々が、一度足を運んでくだされば、温泉や料理、おもてなしを通じて必ず『群馬の良さ』を感じ、満足していただけるという自信を持っています。これまで培ってきた伝統とホスピタリティを活かし、今後もより多くの人々に心地よい時間を提供していきたいです。」と田村様は笑顔で語ってくださいました。
また、四万たむらは今後群馬県内のネットワーク強化にも注力していくとのことです。創業から続く歴史の中で培ってきた伝統と、地域との絆を大切にしながら、より多くの人々に心温まる体験を提供していくことでしょう。歴史と未来をつなぐ素敵なお宿が描く未来に、当社も力添えができれば幸いです。
公開日:2024年2月29日
施設情報
群馬県四万温泉 四万たむら
〒377-0601 群馬県吾妻郡中之条町大字四万4180
0279-64-2111
業種 | : | 旅館 |
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設立年 | : | 1563年 |
客席数 | : | 47室 |
宿泊/食事料金 | : | 20,000円~ |
従業員数 | : | 85名 |
導入 | : | 業務用作務衣 |
クリーニング | : | スタッフご自身で洗濯ネットに入れて洗濯 |
導入の決め手 | : | ✔施設との調和 ✔着心地 ✔仕様・機能性 ✔見た目 ✔カラー |
満足している点 | : | ✔施設との調和 ✔着心地 ✔仕様・機能性 ✔見た目 ✔カラー |